2006年05月29日
■2006モトクロス世界選手権【予選】
「ホォ~ホケキョッ♪」
車から降りると、甲高いうぐいすの鳴き声が私を迎えてくれました。
深呼吸をすると、頭のてっぺんからつま先まで新鮮な空気で満たされるような気持ちのよさです。
5月20日からの2日間、2006モトクロス世界選手権第5戦日本グランプリを取材するため、宮城県スポーツランドSUGOへと行って参りました。この大自然の中で行われるレースで、「どんな新しい発見があるのかな?」そんな思いでワクワクしながら会場に入り、まず初めにプレス受付をしました。
そうなんです!今回は正式な『プレス』として取材させてもらうことになったのです。
受け取ったプレスであることを証明するバンドをシッカリと手首にはめ、「みんなが知らないようなレースの裏側もたくさん伝えたいなっ!」と、気合を入れたのでした( ̄▽ ̄)ゞ


山の天気は変わりやすい!ということで、雨が降ったり止んだりの天候の中、最初に向かったのは、オートリメッサブースで、ここではたくさんのスズキグッズが販売されていましたよ。
気になったのは、魚の鱸と書かれた湯のみと、鱸の柄のTシャツ。初めて見たけど、なかなかイケテマス。
バイクのラジコンには、小さな子供達が興味を示していましたよ~。
さてさてお次は、全長1500mほどのコースと、その周辺を見て回ることにしました。コースの土は近くで見ると、木屑が混ざっていることがわかりました。これは、グリップの向上と、埃防止のために混入されているそうです。
そして実際にコースを歩いてみると、何やら透明のプラスチック製の残骸が、あちらこちらに落ちているんですよ!
なんだろう?と拾い上げると、ゴーグルの形をしていました。
これは、選手が使っている『ティアオフ』と呼ばれているもので、簡単に言うと使い捨てのゴーグルだそうです。
薄いフィルムが何枚もゴーグルの上に重ねてあり、レース中に土が付いて見えにくくなると、上から一枚ずつ剥がして捨てていくんですって。
運転しながら捨てていると思うと・・・手を離す暇なんてあるのかなぁ?となんだか不思議に思えました。
今日の観客席の様子はと言いますと、ビールを片手にまったりとくつろぎながら楽しんでいる方や、愛犬と一緒にお散歩をしている方もいましたよ。
ん~急においしい匂いが漂ってきたと思ったら、すぐ近くの売店でこんな名物を見つけました(゜▽゜)b
仙台と言えば、やっぱり『牛タン』ですよね~。『牛タン串焼』に、『牛タン饅頭』どちらもおいしそぉ~。
牛タンに後ろ髪を引かれつつ、コースに戻ると、偶然にもスティーブ・ラモン選手を発見!予選前ということで、ラモン選手は自分の足でコースを歩き、下見をしているところでした。
他の選手は見当たりませんが、ラモン選手は真剣そのもの。
イメージトレーニングをしていたのかな?
特にコーナーでは入念に見渡していて、手を腰に掛け何やら神妙に考えているようでした。
「がんばって~!」と声を掛けると、ナイススマイルで答えてくれましたよ。
そして、いよいよ明日のスタートラインを決める予選が開幕しました。スズキチームからは、MX1にケビン・ストライボス選手、スティーブ・ラモン選手、加賀真一選手、MX2に小島庸平選手が参戦しています。
地面に響くエンジンサウンドと、降りかかる土しぶき。選手達は、一周もすればたちまち泥だらけの姿へと変貌してしまうため、『泥んこレース』と呼びたいくらい(笑)
一見軽やかに見えるジャンプも、近づいてみると音と振動がすごい! 選手が膝や腰など体全体を使って衝撃を受けているのがよくわかり、息遣いまで伝わってくるような迫力でした。
予選はラップタイム方式なので、選手達はピットに立ち寄って監督やメカニック達とタイムの確認をしながら挑んでいました。ピットでは、どんな指示を出しているのかって気になりますよね?
ハイ(・◇・)ゞ そこで、私ひよっこは、加賀選手に提示するボードを確認して参りました。
そこにはズバリ「明日の為のライン探し」と書かれていましたよ~。
がんばってください~!って思わず応援したくなってしまいましたが、回りの真剣な雰囲気を感じ、心の中でそっと応援しました。
ところで、みなさんはタイムの計測方法って知っていますか?
今度は、コースサイドにある計測ルームで、その方法を聞いてみました。

各マシーンのハンドル部分に『トランスポンダー』という発信機を取り付けて、その電波を計測ラインの土の中に埋め込んだアンテナがキャッチし計っているそうです。さらに電波がキャッチできなかったときの為に、赤外線での計測も行っているということでした。
この計測ルームでは、他にもライブ中継のテロップの文字や、データの配信作業なども行っているそうです。
計測ルームを出てすぐ近くのヘアピンカーブでは、タイヤがロックし、一瞬止まっているのが見えるんです。急ブレーキをかけ、そのままスライド状態で曲がっていくこの迫力をどうやって伝えればいいのでしょうか・・・。
あっそうだっっっ!
私は自らを犠牲にし、ヘアピンカーブの前で待ち構えることにしました。「ひぇ~~~~~~~・・・イ、痛い。」
思っていた以上の土の量と勢いにビックリしつつ、白い服を着てこなかったことに感謝(笑)
顔中泥だらけで、耳の穴にまで侵入した土をはらい落とすのが大変でした。良い子はマネしないでネ。
予選が終わると、選手達はスタート練習をしていました。
モトクロスのバイクには『ホールショットデバイス』といって、フロントフォークを縮めて前下がりにし、ウィリーを抑制するパーツが付いているそうです。
これは、普通スタート前にメカニックの方が縮めておくのですが、この時ばかりは時間もないので選手達自らでフォークを縮めて練習をしていましたよ。
ちなみに、ホールショットデバイスはスタート直後の第一コーナーでブレーキを掛けると解除されるそうで、スタート時の為だけのパーツなんですって(・◇・)b
ふむふむ。今日だけでも、ひよっこはモトクロスレースについてたくさんの発見をすることができましたぞ。
みなさんは「そんなの知ってるよ~」なぁんて言わずに、最後までお付き合いくださいね。
それでは、いきなりですが問題です。レースが終わり、マシーンが一斉に集まるところといったら、さてどこでしょう?答えは、『洗車場』です(*^▽^*)b 行ってみると、やっぱり満車状態!
それもそのはず、明日の本番に向けて細かいところまで入念に洗い流していました。
夏になったら選手もここでバイクと一緒に水浴びしちゃうのかな~なんて想像しながら、私は次にプレスルームへと向かいました。
このように先ほど行われたばかりの予選結果が打ち込まれた用紙が置いてあり、回りではプレスの方々が忙しそうにパソコンを操作していました。
結果は、5位ケビン・ストライボス選手、6位スティーブ・ラモン選手と並び、これは期待できますよね~!夕方になり空が、スカーッ!と晴れ渡ってきたころ、「はぁ~今日は歩き疲れたなぁ~。」と、一日取材に没頭しほとんど休憩をしていなかった事に気付き、ようやく私の張り詰めていた緊張の糸も解け始めました。
ジャケットを着ていても少し肌寒さを感じる東北地方は、まだ春が始まったばかりで菜の花もちょうど今が旬だったりします。
帰りの車からの景色は、周辺に広がる田んぼに映る山のシルエットが妙に綺麗で・・・「明日は、どんなレースを見れるのだろう?」と、仙台の夕暮れに浸るひよっこなのでした。
おぉっと。夜の仙台市内では、こんな応援旗を発見♪街をあげての歓迎って嬉しいですよね。
Posted by chikako at 15:13
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