2006年03月31日
■『ツーリスト・トロフィー』前半
私は、ゲームが好きなんです。無論、バイクも好きなんです。いやはや、時代は進化し、凄いゲームが出たものです。
その名は『ツーリスト・トロフィー』、通称『TT』。
知っていますか?もう、やりましたか〜?はまっていますか〜?と、みなさんに聞きたい。
そして、この話題で盛り上がりたくてウズウズしてるんです(笑)
制作したのは、あの『グランツーリスモ』(通称『GT』)で有名な『ポリフォニー・デジタル』社さん。『GT』といえば、ナンバーワンと誰もが認める車のゲームですが、2月に発売されたのはバイクのゲーム。
「今度は、ついにバイクか!」ということで、発売前から噂を小耳に挟んだ私は密かにチェックしていたのであります。
そうです。このチャンスを、逃すわけにはいきません!
私は今回、自らこの取材を提案し、行ったことのないゲーム製作会社という門をたたいたのです。
いつもは楽しく遊んでいる側で、ゲームは大好きだけれど、ゲームがどんな風に作られているのかなんて全く知りません。
想像できるのは、物凄く頭の良い人たちが作っているんだろうな〜というミーハーな考えだけ(笑)
このTTは、車よりも遥かに複雑な乗り物であるバイクをどこまで表現することができたのだろうかと、興味は膨らむ一方でした。
取材前に、「まずは、ゲームを堪能し、それから取材の質問事項をまとめていこう。」と、TTを買いに出掛けたのですが、近くのゲームショップは全て売り切れ(;´д⊂)
発売されてから数日が経っているのに、こんなことって!
その後、お店に通いつめること5日、やっと手にいれたTTの封を開けた時には、少し感動しちゃいました。
プレイしてみて「うわぁ〜。映像も音も動きも、なんてリアルっぽい!操作感も今までにない感覚で、ものすごく面白い!」と、興奮しまくりな私。
TTには、多様なバイクの楽しみ方があると思いました。
まずは、ライセンススクールで練習するのがお薦めですが、これがなかなか至難の道。でも、クリアする度に上手くなっていく自分にニヤリ( ̄∀ ̄)
その後は、コースを楽しみ、レースに勝って、新しいバイクやライディングギアを手に入れる喜びを味わうのもいいですね。
車両は、「全部で、何種類あるんだろう?」というほどに、レースに勝つたびに増えていきます。
私は、車両をゲットした後に読める『マシン解説』が、とても楽しみなんです。
「あぁ〜こういうバイクなんだぁ〜。」って、バイクを知り、手に入れた喜びにしみじみ浸ることができます。
スゴイのは、バイクによって操作感も、エンジン音も全く違うところ。
また、ライディングフォームや、マシンセッティングも、自分好みに細かく設定することができるので、自分だけのオリジナルで楽しめますよ。
まだまだ遊びの要素が盛りだくさんで、奥が深いので、みなさんもぜひお試しあれ(´∀`)b
取材に行ったのは3月3日。春は近いというのに小雨の降る肌寒い日、私は『ポリフォニー・デジタル』社さんに辿り着くと、まず初めの衝撃を受けました。私の想像していたゲーム製作会社のオフィスというのを、思いっきり覆してくれたその場所は、なんとも、まぁ、お洒落なショールームといった感じ。
社員の方がデザインを担当されたというそのオフィスは、広々とした空間に、右側は斜めにそびえ立つ半円の白い壁、左には金網で作られた、まるでゲームの中にでてきそうなお洒落な倉庫街風。
「やはり、時代はゲーム業界か!」と一人、うなずいてしまいました。

お話を聞かせて頂いたディレクターの七澤さんは、7年前に入社。入社してから『GT』のゲームを知り、すぐに「これのバイク版があったら、最高だろう!」って思ったそうです。
七澤さんは、根っからのバイク好きで、15歳の時にお年玉を貯めて買った初めてのバイクが、なんと『スズキガンマ50』。
早くも『スズキつながり』に、喜ぶ私ヽ(*´∇`)人(´∇`*)
バイクが大好きで乗りたくてしょうがなかったけれど、当時まだ15歳で免許が取れず、近くの『ミニバイクコース』で走っていたそうです。
それから、15〜23歳まで足がけ8年ほど、ミニバイクや125ccのレースに参戦していたとのこと。
『TT=バイク』に対する思い入れというのは、語りきれないものがあるようで・・・。
「じゃないと、入社してから7年も待てないですよ。」と、笑う七澤さん。
初めに聞いたのは、「どんな風にゲームは作られていくのでしょうか?」ということ。
まずは、バイクの現物をそれぞれ取材することから始めるそうです。
「むちゃくちゃ地味な作業なんですよ〜。」というその取材とは、バイク1台につき、引いたり寄ったりと隅々まで、500枚以上の写真を撮ること。
それから、全ての長さを測ること。例えば、ブレーキディスクの径や、アクスルシャフトの長さなど、細かいところも手を抜かずに徹底的に。
車と違って、バイクは転倒時に底面も見えてしまうので、通常見えない箇所も気が抜けないんですね。
そんな地味で地道な手作業を、一台ずつ確実に行うそうです。
「何でも徹底的にやるんですよ。過剰品質といわれるくらいに拘って。そうすると、伝わるじゃないですか。」
そういった姿勢が、素晴らしい物を生み出す原点にあるようです。
次に行われるのは、開発用の専用プログラムを作成し、カタログスペックを元に、計測した細かいデータを入力していくこと。
それを、コンピューターグラフィックで形にし、バイクのモデルがようやく仕上がります。
今度は、そのモデルを動かすチームが担当し、バイクの上にライダーを乗せ、いよいよ操作ができるようになると言います。
こう文章にしてみると、簡単になってしまうけれど、それは果てしなく気の遠くなるような作業なんだろうと感じます。
『TT』の制作が決定したのは、1年前だったそうです。
「そうそう。一番最初の取材はスズキさんだったんですよ。去年の3月5日。竜洋コースで音を録ったり、写真を撮ったりしました。
ちょうど、今日みたいな天気でだんだん暖かくなってきて・・・すごく鮮明に覚えています。」
そういう作業から約10ヶ月で、『TT』は作られたそうです。
これは、ゲームを作成する上で、とても速いペースだったとのこと。
「苦労した点? そうですね〜。何もかも、全てが大変でしたよ。始める前は、こんなに大変だと思っていなかったので(笑)」
七澤さんは、総勢70名ほどのスタッフと共に、この1年間、TTの為だけに無我夢中で取り組んできたようです。
ゲームを試してみて、本物かどうか気になったのがエンジンサウンド。
これは、全て本物で車種ごとに一台ずつ生で録音したそうですd(´∀`)
それにしても、プレイ中、スタート前にはついつい空ぶかしをしてしまうのは私だけでしょうか?(笑)
加えて、風の音もいいんです。アクセルを開ければ開けるほど、スピード感に溢れ、ついスピードを出しすぎてしまいます(汗)
コースは、もともと『GT』で使われていたデータを使用したとのこと。
GT制作時には、コースのデータを取るため、ヘリコプターやクレーンに乗ったり、車にカメラをつけて走ったりと、コースを地道に計測したんですって。
新たに追加されたのは『リカルド・トルモ・バレンシア・サーキット』で、ここには去年の夏に実際に行き、実走と計測を行ったそうです。
37種類にも及ぶコースで、私が一番お気に入りなのは、シティコースの『アマルフィサーキット』。
地中海をバックにしているこのコースは、海沿いを走れてすごく気持ちがいいんです。
「マイナスイオンでも、でてるんじゃない?!」って、思っちゃうほど。+゜(*´∀`*)。+゜
鮮やかな緑と花、青い空を見上げながら、リゾート気分を満喫できるので、スクーターに乗って『ゲームの中でドライブ』なんていうのも有り!

それから、レース観戦に行く方や、サーキット走行に参加する方には、『レース場のコースを覚える』という楽しみ方もできますね。
本物のコースが忠実に再現されているので、TTで走って、ライン取りを考えておけばイメージトレーニングにもなるのでは?
レース観戦時も、『コースを知っている』というだけで、楽しさは倍増しますよね。
疑問に思ったのは、「GSX−R1000のように実際に乗りやすいと評価の高いバイクは、TTの中でも乗りやすいのでしょうか?」ということ。
「TTは、シミュレーションという仕組みでゲームを動かしていて、車重、パワー、車体構成などは実データをそのまま入力しているんですよ。
GSX−R1000は、実際に筑波で試乗したのですが、バイク特有の癖が少ないので思った通りに動き、とても乗りやすかったですね。
実データを忠実に再現しているので、そんなに大きなズレはないはずです。現実に乗りやすいバイクは、TTの中でも乗りやすいですね。」

ということで、早速、TTでGSX−R1000に試し乗りε=ε=ε=ε=\( ´▽`)/
まだまだTTでも『ひよっこ』な私には、パワーがありすぎてカーブが曲がりきれず何度も転倒してしまいましたが、あっという間の200キロオーバーには驚きました!

走り終わったあとに自動で撮ってくれる『ベストショットフォト』は、まるでプロが撮ったような迫力ある写真でしょ?
しばらくは、私のパソコンの壁紙に決定で〜す♪
さて。みなさんも、TTにグッと興味がわいてしまったのでは?
次回も引き続き、『ツーリスト・トロフィー』についてレポートしまっす(=´▽`)ゞ
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Posted by chikako at 17:00
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