2006年02月21日

■レーシングスーツを着てみよう!

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それでは、いきなりですが、レーシングスーツを試着してみましょう〜!
今回、ヒョウドウさんに用意して頂いたのは、女性用のスタンダードなワンピースタイプのものです。
持ち上げてみると・・・むむむ。なかなか重いじゃないですか。
さすがに革製品です。女性用で約4キロ弱もあるそうで、ずっしりとその重みを感じました。


まず初めに着るのは、メッシュ生地のインナーです。
このインナーはレーシングスーツの裏地と同様のメッシュ素材で作られていて、スーツと体の擦れを防ぎ、汗をかいた時にスーツを脱ぎやすくする役割もあるそうです。
なるほど〜と、納得したところで着用。

次に、レーシングスーツを着るため、腕と脹脛、前ファスナーを外しました。
膝と脛には硬いプロテクターが入っているので、つま先を思い切り伸ばさないと、足が入ってくれません。
「つ、つりそうだぁ〜(汗)」と一人でもがきながら、なんとかスーツを腰まで引き上げ、肩をすくめて腕を通しました。

「な、なんとか入りました〜」(少し息切れ)

なんとなく、その場でピョンピョンとジャンプしてみました。
こうすることによりスーツが体になじみ、フィット感がアップしましたよ。

それぞれのチャックを閉めて、ハイ、出来上がり〜ヽ(*≧∇≦)ノ
初めてなので苦労しましたが、慣れてしまえば簡単そうです。


着てみるとピッタリと体にフィットするので、スーツの重さはあまり感じなくなりました。
ただ・・・何かがおかしい?!

自然に猫背気味になってしまっている自分に気付き、色々と体を動かしてみました。
腕を上に上げようとするときついし、気を抜くと腕は勝手に前方向に出てしまうんです。
プロテクターに守られて、なんだか、サイボーグみたいに強くなってしまったような気分もするの(゜ロ゜ノ)ノ
見た目も、肩がごつくって逆三角形だし、動きもギクシャクしていて、ちょっぴり恥ずかしいなぁ〜。
思わず、右手と右足が一緒に出てしまう変な歩き方(笑)
みんな、最初はこんな感じなのかな〜?(*´m`)
今まで、仕事で様々なコスチュームを着てきたけれど、こんな感触は初めてです。


そして、ダミーバイクに跨ってみました。
「えっ?!不思議・・・。」

先ほどの、肩や腕の窮屈間は全く消えてしまい、体全体がとても楽になったのです。
「バイクに跨りなさい。背中は丸め、手は前に出しなさい。」と、スーツが私に囁いているかのように、その体勢へと自然に導いていくのです。

みなさん、レーサーの歩き方を思い出してください。
肩を丸めて猫背ぎみで、歩きにくそうにしているあの特徴ある姿には理由があったのですね。
普段の体勢よりも、レーシングスーツに求められているのは、いかに効率の良いライディングポジションへと持っていけるかどうか。

レーシングスーツとはこういうものなのか!!
ライダーの安全を守り、運転しやすい体勢を作る。
より安全で安定した走りのためだけに作られたスーツ。







ところで、初めてレーシングスーツを着た私は、脱ぐときも少々スーツと格闘したのであります。
試着用は少し小さめだったのか、肩が抜けないではありませんか。
狭く閉ざされたフィッティングコーナーで、私は一人涙目で助けを呼ぼうかどうか考えながら、しばらくもがいていました。
片方の肩を丸めて、頭を下に下げた拍子に、スルッと脱ぐことができてようやく一安心。

さて。無事に脱ぎ終わった後も、しばらくは体があのスーツの重みと装着感を覚えているんです。
そして、床に置いたスーツを見てみると、ほら!やっぱりあの形。
「腕は前に・・・。」と、スーツはまだ呟いていました。
生意気にも、ぜひ今度は、これを着てバイクに乗りたい!と思う『ひよっこ』なのでした(*゜▽゜)v


実は、ヒョウドウさんには、2005年の『鈴鹿8時間耐久レース』で、お世話になっていたのです。
私が、『カストロールthe0123スズキチーム』のレースクイーンを努めたとき、衣装は、後ろ姿がちょっぴりセクシーなパンツスタイルでした。
あの衣装を私がデザインしたと言ったら、みなさん驚いてくれますか?
しかも、ヒョウドウさんに作って頂いたものだったんですよぉ〜!
衣装を作るというのは、初めてのことだったので、生地や着易さの点などたくさんアドバイスを頂き、自分のイメージを伝えました。
8耐の前日に出来上がった衣装を見て、感動しましたね〜。
さすが、ヒョウドウさんです!
レーシングスーツ専門店だけあって、想像していたよりも遥かにカッコイイ上に、体にフィットする斬新な衣装を仕上げてくれました。
二輪でパンツスタイルは珍しい上に、今までにないこのデザインにファンの方からたくさんの褒め言葉を頂いたのを覚えています

いよいよ8耐本番を迎えた日には、ヒョウドウさんもピット裏にブースを構えていました。
8時間という長く過酷なレースは、いつどこで何が起きるか分かりません。
転倒によるレーシングスーツやブーツ、グローブの破損を修正するために、ミシンを持ち込みスタンバイしていました。
特に、レーシングスーツの肩や肘、腰、膝あたりを直すことが多いそうです。
ブーツはつま先を擦ってしまい破損することもよくあるみたいですね。
8耐だけではなく、『全日本ロードレース』にもメンテナンスをしに、毎戦、駆けつけているそうですよ。


最後に、担当者に「レーシングスーツをどんな風に着てもらいたいですか?」という質問をしてみました。
「レーシングスーツは何年も着られるように、一つ一つ丁寧に仕上げています。
メンテナンスをしっかり行ってもらえば長持ちするので、大事に、そしてたくさん着てもらえたらうれしいですね。」
着終わった後は、風通しの良い場所で日陰干ししてもらい、取り外し可能になっている裏地を洗濯するなど、簡単なメンテナンスで寿命もだいぶ変わってくるそうですよ。



− ライディングテクニックを高めるポテンシャルを持っているレーシングスーツ −

あなたも欲しくなってしまったのでは?
注文してから仕上がりまでの日程は、種類やシーズンによって異なるそうです。
一つのスーツを縫う作業だけでも、なぁんと16時間もかかるんですって〜L(゜□゜)」

詳しくは、『ヒョウドウプロダクツ』さんのホームページまで。
  ↓
http://www.hyod-products.com/


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